映画「レッド・シューズ」

ボクサーの真名美は、妊娠・出産のためボクシングから離れていた。しかし、夫と死別。経済的に苦しい今のままでは子供の養育権を義母に取られてしまう。
シングルマザーとして子供を取り戻すためにリングに上がる決意をする。真っ直ぐな性格から不器用な生き方しかできない真名美。母親の価値を、娘への愛を試される闘いへ挑んでいく…ゴングが鳴り響く。

雑賀俊朗監督

前作映画「カノン」で 2017年金鶏百花映画祭(中国最大のアカデミー賞)の国際映画部門で
「おくりびと」以来の最優秀賞3冠(作品賞・監督賞・女優賞)を獲得。さらに四つの国際映画祭で合計6部門賞を獲得!

“地元でもあり、映画の街「北九州市」でボクシング映画を撮る構想は(監督デビュー後も)いつも頭の隅にあった”と雑賀監督。
本作の原点は、高校時代小倉北区の映画館で見た米国のボクシング映画「ロッキー」(1976年)。興奮のあまり、八幡西区三ヶ森の実家まで線路沿いを歩いた帰路、沿線の製鉄所の工場を見ながら、「この街でボクサーが立ち上がる話、いいよな」と思うところから構想が始まった…